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系列演劇2年次生、ワークショップを行いました【いわき総合】

2月15日(土)、16日(日)
この日の演劇演習室には、系列演劇の2年次生が集まりました。

今回は系列演劇の2年次生7名を対象に、講師の方をお招きして、2日間ワークショップを行っていただきました。
引き受けてくださった講師の方は、エンニュイ主宰の長谷川優貴さんです!

長谷川さんは、16期生の卒業公演の作・演出を担当してくださいました!
16期生卒業公演についてはこちらをぜひご覧ください!

自画像公演を終えたばかりの2年次生たち。
自分自身と向き合い、互いのことも、より理解し合えるようになってきた7人。
もっと新しい出会い、体験をする機会がないだろうかと思い、長谷川さんにご相談したところ、今回のワークショップを引き受けてくださいました。
16期生とのクリエーションでも、一人一人ととことん向き合い続け、生徒と共に最後まで駆け抜けてくださいました。

長谷川さんと22期生が出会ったらいったいどうなるんだろう・・・!
そんなわくわくした気持ちで、この日を迎えました。

長谷川さんの他に、同じくエンニュイのメンバーである、
市川フーさん、二田絢乃さん、zzzpeakerさんも一緒に来てくださいました。
自己紹介の後、まずはじめにみんなで漫才!
え!なんで漫才なの!!?と思うかもしれませんが、実は16期生の時にも漫才からスタートしました。
お笑い芸人の長谷川さんだからこそのワークショップ。
2人で話しているけど、お客さんに語りかけることも必要だし、いろんなところに意識を向ける漫才。
「面白くしようなんて思わなくていいよ。そうしなくてもみんな面白いから。」
そんな長谷川さんの言葉を受け、自由に漫才を楽しむ生徒たち。


漫才のあとは、戯曲を使ったワークショップです。
今回のワークショップに向けて、なんと、長谷川さんが戯曲を書いてきてくださいました!
タイトルは、『無表情な日常、感情的な毎秒 いわき総合高校 ver.』
まずはみんなで本読みをします。
その後、実際に動きながらセリフを読みました。
すると長谷川さんから、
「じゃあ、台本は置いて、通してみようか」との言葉が。
「え!!!」と戸惑いながらもチャレンジする生徒たち。
アドリブも入れながら、なんとか最後までたどり着きます。

台本を外してみると、これまでよりも、素のみんなが舞台上にいる気がしました。
ベースにあるのは台本のセリフと流れですが、そこに縛られるのではなく、自由に、舞台上にいる今、この瞬間を味わいながら演じている生徒たちの姿がありました。

最初は不安がいっぱい。台本を常に握りしめていました。
台本にないシーンをどんどん立ち上げていく7人とエンニュイの皆さん。
役として、自分として。いろんなことを考えながら演じる生徒たち。

2日目の最後には、成果発表として今回作った作品を上演しました。
担任の先生方や、16期生たちも観に来てくれました。
出演するのは、7人だけでなく、市川さん、二田さん、zzzpeakerさんも出演してくれました。
最初の本読みでは25分だった今回の作品。
最後の上演では、なんと1時間10分の作品になりました!!!(すごい!!)
ただ長くなったのではなく、舞台上で起きていることをそれぞれが感じて、受け止めて、応えて。
セリフを言うまでの感情も丁寧に感じながら演じていました。
こんなにも自由に、そしてお互いが舞台上にいることに安心感を抱きながら1時間10分を過ごす7人の姿はとても生き生きとしていました。

この2日間で、「演じること」や「自分のこと」、「相手のこと」についてたくさん考えた7人。
今回のワークショップを通してまた少し、彼らの世界が広がったと感じています。
22期生たちは、これから3年次生となります。
どんな日々が待っているのか、ますます楽しみです。

素敵な機会を作ってくださった、長谷川さん、市川さん、二田さん、zzzpeakerさん、本当にありがとうございました!

校庭で記念に一枚!
皆さんありがとうございました!