【産社】職業理解【いわき総合】
1年次生の「産業社会と人間」は総合学科における原則履修科目です。
本校では、①自分を知る ②上級学校を知る ③社会と職業を知る ④コミュニケーション力をつける の4点を柱とし、演習や実習を行います。
③社会と職業を知る に関する授業は7月3日にスタートし、11月27日のグループ発表まで約5か月にわたって取り組んできました。
これまでの取り組み
職業理解ワークショップ事前学習
職業理解ワークショップ
10月9日に行われたワークショップには、地域の15の企業・事業所等から19名の方々が講師として参加してくださいました。それぞれの仕事の内容だけでなく、その職業に就いたきっかけやキャリア形成、現在のやりがいや課題などをお話しいただきました。
生徒たちがこれからのキャリアを考えやすくなるようにと、ワークシートを準備してくださったり、課題を提示してくださりグループ活動をさせてくださったり、実技の時間を作ってくださった方もいました。心肺蘇生法やヘアカラーの体験、実際にデザインしてみる講座もありました。このページの先頭に出てくる画像は、生徒が事前に「総合高校のお気に入り」を画像や文集で講師の先生に伝え、それをデザイン化したものです。
「生徒たちと対話をしたい」という講師の方が多く、生徒たちからのどんな問いかけにも耳を傾け、生徒たちのこれからにつながる貴重な時間となりました。
うれしかったのが、本校の卒業生が4名、卒業生の保護者が1名が
講師として参加してくださったことです。いわき総合高校での学びがどのようにキャリア形成につながったのか、高校時代に何をしたらよいのかを立派に成長した先輩たちが伝えてもらえることは、生徒たちにとって大きな刺激になったことと思います。
まとめの活動(壁新聞作成)
福島民報社新聞講座推進委員 鈴木俊哉様に再びご来校いただき、これまで学んできたことを壁新聞にまとめました。記事の内容、タイトル、見出し、やることがたくさんですが、鈴木さんのアドバイスを受けながら協力して進めました。
まとめの活動(壁新聞発表会)
1回目の発表会では講座ごとに発表を行いました。2回目の発表会は、自分が聞きたい講座を聞きにいく形式です。発表者は4回続けて発表しましたが、回を増すごとにどんどん上手になっていきます。移動時間に次の発表に向けて改善点を話し合うグループも。校長先生をはじめ、多くの先生方や生徒の前で堂々と発表をしていました。
壁新聞の完成度を福島民報社の鈴木さんに伺うと、見出しのつけ方や内容の書き方についてまだまだ改善できることがあるとのこと。これからの課題です。
さいごに
約5か月にわたる「社会と職業を知る」授業に関して、地域の多くの方々に関わっていただきました。夢を持つことの大切さや、働くこととは...私たち教員だけでは伝えられない多くのことを、地域のみなさんのご協力のおかげで伝えられたと感じています。生徒の中には、自分の好きなことに向き合うために行動を起こした生徒もいます。
また、地域のみなさんが生徒を思ってくださる気持ちの強さに、この地域で学ぶことができることを改めてありがたく感じています。一人でも多くの生徒が地域に貢献できるよう、これからも学びを深めていきます。